相続手続きに必須の「戸籍謄本」、その郵便請求の方法を大公開!

今日の雑談 相続のいろは

とことん相続ブログ

 

こんにちは。

遺産相続手続まごころ代行センターの広報「こころん」です。

 

今回は、戸籍謄本の郵便請求についてお話したいと思います!

 

そもそも戸籍謄本(以下「戸籍」といいます)は、

  • 相続関係を確定させるため(→だれが相続人なのかわかる)
  • 自分が相続人であることを示すため

に、ほとんどの相続手続きで必須となっております!

 

ですが、戸籍なんてめったに請求しないですよね?

いざ取得しようと思ってもいったいどうやって…?!

となると思いますので、戸籍を郵便で請求する方法を大公開いたします!

(ガンバッテ、わかりやすくお伝えするつもりです…🙌)

 

ぜひ最後までお読みくださいね。

 

1.〈大前提〉戸籍は「本籍地」のある役所で取得するもの

そもそもですが、戸籍はどこの役所でも取得できるわけではありません。

その人の本籍地を管轄する役所に、請求する必要があります!

(住所地ではないのでご注意ください!)

 

2.戸籍を取得する3つの方法

ここでは郵便請求についてお話しますが、戸籍を取得するにはいくつか方法があります。

それは、

  1. 該当する役所の窓口で請求する方法
  2. 該当する役所に郵便で請求する方法(←今回のブログです)
  3. マイナンバーカードを使ってコンビニで取得する方法

の3つの方法です。

 

先にお伝えした通り、戸籍は本籍地の役所で取得するため、本籍地から離れて遠くに住んでいる場合など、なかなか窓口に行くのは難しいかもしれません。

そういうときに便利なのが、郵便請求です。

 

※マイナンバーカードで取得する場合

マイナンバーカードは個人に紐づいているため、自分に関する戸籍や住民票、印鑑登録証明書などであれば、最寄りのコンビニで取得できます

しかし、自分以外(例えば親など)に関する戸籍を取得したくても、自身のマイナンバーカードでは取得することができません。

必ず直接窓口に行くか、郵便により請求することになります。

 

私が実際にコンビニで書類を取得したときの体験記はこちら↓

 

3.戸籍の郵便請求の流れ(概要)

本来であれば窓口でやることを、代わりに郵便でします。そのため、必要なものを全てそろえて郵送することになります。

具体的な請求の流れとしては、

戸籍の郵便請求の流れ(概要)

 

これらをふまえて、これから❶の「必要なもの」について解説していきます!

 

4.戸籍の郵便請求で必要になる5つのもの

厳密には、請求先の役所により必要となるものが若干異なることもありますが、おおよそ以下の5つのものが必要になります。

  1. 役所所定の「郵便請求書」
  2. 請求の対象者と自分の続柄が確認できる書類
  3. 本人確認書類
  4. 手数料分の定額小為替
  5. 返信用封筒

 

それぞれどういうものなのか、順番に解説していきます。

必要書類は役所によって異なりますので、もし実際に郵便請求をされる場合は、必ず事前に役所のHPを確認するか問合せするようにしてくださいね!

 

1.役所所定の「郵便請求書」

これは

  • 郵便請求専用の書式を用意してある役所
  • 窓口請求用の用紙で郵送にも対応する役所
  • そもそも請求用紙がなく、別のもので対応する役所

など様々なパターンがありますが、いずれにも共通することは、この戸籍請求で「だれが」「だれの」「どの」戸籍を、「なんのために」「何通」必要なのか?といった項目を記入するということです。

窓口請求の場合でも必ず書くものですので、郵便でもそれが求められるのは当然ですね。

(以下は大阪市の場合の書類です。戸籍謄本・戸籍抄本の交付請求|大阪市より)

戸籍謄本・戸籍抄本の交付請求|大阪市

 

2.続柄が確認できる書類

例えば母親の戸籍を請求したい場合、母親と自分が親子関係にあることがわかる戸籍などを用意しましょう。

なぜこういった書類が必要なのかというと、そもそもですが「人様の戸籍」を「他人が広く取得」できないように、その人の戸籍を取得できる範囲というものが設けられています。

(例えば、アイドル○○ちゃんのファンだから!といって、赤の他人がその人の戸籍を取れてしまうようでは、大変危険ですよね💦)

そのため、母親の戸籍を取得しようとしている人が、その取得可能範囲内の人なのかどうかを確認するために、続柄がわかる書類の提出が必要になります。

(※それがなかった場合でも、例えば過去に「母親と同一戸籍だった」ことを請求先の役所が把握している場合など、提出が不要になることがあります)

改製原戸籍

 

3.本人確認書類

運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証など、氏名/生年月日/住所等がわかるものをコピーして同封しましょう。

本人確認書類

 

4.手数料分の定額小為替

定額小為替ていがくこがわせは、ゆうちょ銀行で入手できる為替(小切手みたいなイメージ)です。

戸籍などの役所の書類には発行手数料がかかります。

郵便請求の場合、現金をそのまま同封することができないため、代わりにゆうちょ銀行で必要手数料分の定額小為替を購入しておき、それを同封することで手数料を支払います。

※定額小為替には50円、100円、150円~1000円まで12種類ありますが、どれを購入する場合でも200円の発行手数料がかかります。郵便請求の予定がある場合は計画的に為替を購入することをお勧めします。

定額小為替

戸籍等の手数料に触れたブログはこちら↓

 

5.返信用封筒

請求した戸籍を返送してもらうための返信用封筒はこちらで用意して同封しますが、注意したいのは、それに貼る切手です。

場合によっては、当初の想定より枚数が多く返送されることもありますので、事前に役所に確認するなどして不足がないようにしておきましょう。

返信用封筒

 

5.まとめ

戸籍を郵便で請求するといっても、これらの必要物を集めるのもなかなか大変です。

一度で漏れなく請求するためにも、事前に役所に電話で「戸籍を郵便請求したい」旨を伝え、

  • 定額小為替はいくら必要なのか
  • 返信用封筒の切手はいくら必要なのか
  • 何の書類を入れれば続柄を証明することができるのか

などを確認したうえで準備するのが良いでしょう。

 

このブログを参考に、戸籍収集の大変さを少しでも感じていただければと思います!

 

相続手続きで一番大切なこと、それは相続関係を確定することです。当センターで依頼を受けた相続手続きでも、まずは戸籍の収集から業務が始まります。

(当センターでは行政書士が戸籍収集を担当しますが、行政書士や司法書士らの国家資格者は、戸籍等を本人に代わって職務上請求できる権利を有しています。詳しくはこちらのブログをご覧ください。)

 

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この記事監修者 こころん

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