こんにちは。
遺産相続手続まごころ代行センターの広報「こころん」です。
先日、高畑淳子さん、橋爪功さんが夫婦役で出演されていた、終活をテーマに据えた映画『お終活 再春!人生ラプソディ』を観てきました。
実は『お終活』シリーズ第二弾だそうで、惜しくも第一弾は観ていないのですが、第一弾を観ていなくても存分に楽しめる素晴らしい映画でしたので、その感動をブログに綴りたいと思います!
〈公式サイトはこちら〉https://oshu-katsu.com/2/
前回の映画レビューはこちらから!まったく毛色の違う物語でした。
1.〈余談〉この映画を見に行った理由
この映画は「仕事の一環」として見に行きました。
大々的に「終活」と謳っている映画ってそうないな~、と思いまして。
もちろん相続とは異なりますが、人生の終わりを見据えた「エンディング」について、どのように映画にするのかとても興味がありました。
ちなみに、あまり前情報を入れずに行きましたが、一応口コミだけは見ておきました(笑)。
というのも、どのくらいの割合で「終活」が物語に入りこんでいるのか、タイトルにもあるように「再春」の文字もあったので、「青春時代をもう一度!」みたいな、夢を再び追いかけよう~~♬の度合いが強すぎると、ちょっとわたしの期待するものではないかな?とかいろいろ気になっていたからです。
とはいえ、口コミは口コミですので、あまりアテにせず見に行きました(笑)
2.〈感想〉感動・感心したポイントは4つ
- 夫婦役が良すぎる(現実味増し増し)
- シニア世代の会話・描写が細やか
- 結構リアルな現実も学べる
- 豪華な特典!!
1.夫婦役が良すぎる(現実味増し増し)
これは口コミにもたくさん書かれていたので、終始「たしかに!!」となったポイントでもあるのですが、とにかく夫婦役の高畑淳子さん&橋爪功さんの演技が素晴らしい!!
「演技」というとちょっと語弊がありそうなんですが、どうすごいかって、本当に「いるいる、こういう夫婦。こういう会話。」その自然さがすごいなと!
(当方、あまりドラマ・邦画を見ないため、尚更かもしれません…)
かねてからの夢を追いかけようとする妻に対して、「年甲斐もなく」「やめておけ」と吐く場面や、介護認定を受ける夫のやる気のなさ!(笑)
この映画は、半分はこのお二方の演技によってさらに昇華されているなと思いました。いやー本当に良かったです✨
2.シニア世代の会話・描写が細やか
結構感心した点なのですが、どういうことかというと例えば、
- 娘婿が葬祭業者に勤めている関係で、「終活セミナー」に行く場面
(→しかも、業者側が結構不安を煽ってくる場面もあったり!) - 「そのセミナーに行ってきたのよ」「お墓どうしよう」「納骨堂の見学行く?」のように、友人たちと終活が話題になる場面
その場面が自然に入ってくるので、いい意味で「現実の話」「いつかは自分の延長線」と見えてくる描写が多かった印象がありました。
高畑さんの演技もあって「うんうん、きっとこういう感じよね!」と思えてしまうのもさすがです。(笑)
3.結構リアルな現実も学べる
例えば、先の娘婿の葬儀屋さんで新人研修の場面があって、「お葬式で決めなければならないこと」をつらつら紹介していて、見てる側としてはさりげないながらも「そんなにあるの?!」と(特にお葬式に不慣れな層には)響くシーンだったなと思いました。
他にも、妻が夢を追いかけるためにシャンソンのレッスンに行くのですが、そうすると夫が家事をしなければならず、それがいやなら「デイサービスにでも行く?」という流れになり、介護認定の場面が出てきます。
この流れも自然だなーと思ったのと、先も言ったように、家族が押し付けて介護認定をさせようとしてくることに嫌気を差す夫の感じがもうお見事で!(笑)
その介護認定も、実際に家に役所の人が来て、「こういう決まりなんで」と質問をしていくのですが、その内容も結構リアルで「こういうフローがあって、介護認定されるんだ」と知る機会にもなりました。
(そうしたシーンもコミカルに描かれているので、クスっと笑えたりします!)
物語の主軸がありながらも、なかなか知りようがない終活のリアルが垣間見れて、「学び」もある映画だなと思いました。
4.豪華な特典!!
映画館の入場時に特典をいただいたのですが、それがこちらです。
A4の大きさの冊子になっている、メッセージノート(いわゆるエンディングノート)でした。
最初の2ページだけは映画の紹介でしたが、そのあと(広告を除いて)30ページ近くがノートになっていました!
これほどしっかりしたノートをゲットすれば、「書いてみようかな」「考えてみようかな」という気になるなと、なかなかすごいアプローチだなと感服いたしました!
3.〈おまけ〉個人的に伝えておきたいこと
口コミでもちらほら指摘があったことなのですが、映画にはガッツリ、スポンサーの業者さんが出てきます。
わたしは特に気にならなかったですが、中には「ちょっとやりすぎでは…?」と気になる方もいるかもしれません。
特に終活でいうと、葬具屋や納骨堂といった専門のスポンサーがいるからこそ、よりリアルな映画に仕上がったのかな?という印象を受けました。
なにかしらで接点ができないと、その世界のリアルは知りようがないですからね!
あと、特ににツボったのですが、映画のエンディングもなかなか見応えがありました!なので見に行かれる方は、ぜひ最後まで見てほしいなと思います。
軽くネタバレすると、デイサービスに通所することになったお父さん(橋爪さん)が、たびたび体操をする場面があるのですが、その体操をフルバージョンで、出演者やスタッフの方が順番にやっていくメドレー形式になっています。
「どこで」「だれが」体操するのかで和む良い場面なのですが、その体操が、TRFのSAMさんが考案した「楽天シニアダレデモダンス」というものだったこと!さらに和みました。(笑)
4.まとめ(総括)
結果、想像以上に大満足の映画でした。
駆け込みでしたが、本当に見に行って良かったです!
「終活」でありながら、かつ「再春」と謳いながら、
しっかり学べて、笑って泣ける!
大きな出来事は起こらないけども、盛りだくさんの内容
終活についてこうも見事にまとめ上げるか!と唸りました(笑)。
もしかしたら、もう上映が終わってしまっているかもしれませんが、機会があれば、ぜひ見てみてくださいね。
感じ方は人それぞれですが、この映画、このブログを機に、少しでも終活について関心を持つ人が、アクションを起こす人が増えますように。期待しております!