こんにちは。
遺産相続手続まごころ代行センターの広報「こころん」です。
以前、こんなブログを書きました。
その中で、
相続登記をした直後に、不動産業者から
- 相続した土地を活用しませんか?
- 相続した不動産を売却しませんか?
といった営業DMがたくさん届いたという声はよく聞きますし、実際、それってよくあります!!
とお伝えし、「なぜそんなことが起こってしまうのか」というカラクリについてご紹介しました。
(※相続登記とは、亡くなった人名義の不動産を、相続人の名義に変更することです。)
今回はその続編です!!
という実態について、ご紹介していきます。
登記後、3週間で14社から届いたDM
去年、家族を亡くした弊所スタッフがおりまして、先日相続登記をしたようです。
そこで試しに、名義変更した不動産(家)の郵便受けにどれだけ不動産業者のDMが届くか取っておいてもらった結果…
3週間で14社からDMが来ていました!
黒で塗りつぶしたのが、弊所スタッフの情報部分(氏名や住所など)。
青で塗りつぶしたのが、不動産業者の情報部分(または、地域を特定する箇所)。
しかも、同じ会社の違う支店のものが3件もありました。
1枚の紙ぺらもあれば、数枚に渡ってお手紙にしているところもありました。
どうしても連絡が欲しいのか、担当者のプロフィール(顔写真や家族構成・趣味等)まで記載しているDMをいくつか見受けられました。
もちろん不動産の所在地による地域差はあると思いますが、これが実体のようです…。
どんなDMが来るのか?→「買います!」の案内多数
上の画像では、あまりにもモザイクばかりでわかりづらいと思いますので、イラストレーターに、見本を作ってもらいました!
(実際に届いたDMを元に作っています!)
それがこちらです✨
要は「相続したお宅の不動産、高額で買い取りますよ!」というDMばかりです。
しかも、あたかも「今まさにその物件を欲しがっているお客さんがいます!」的な書き方をしているDMがすごくたくさんありました。
いやいや、そんなピンポイントで欲しがってる人がそんなにいるとは思えないですけど…(と受け取ったスタッフは言っておりました)
ちなみに、当センターでは、相続手続きと併せて不動産の売却をご希望の場合、そこまでを一連の流れとして手続きを進めますので、こういったチラシは全く気にしていただかなくても大丈夫です!(本当は届かないようにしたいのですが、そればっかりは登記情報を見て勝手に送られてきてしまいますので…)
詳しくはこちらをご覧ください!
まとめ
こうした業者は、法務局の不動産登記情報(公開情報)から相続登記されたという事実を知り、手紙をしていますと言ってきます。(実際に届いたDMにもそのような記載がありました)
公開情報とはいえ、その情報を拾って突然DMを送られるのは、あまりいい気持ではありませんよね。。。
(そういう情報が公開されていること自体知らない人が多いと思いますので、もっと奇妙だと感じられることでしょう。)
ですから、あえてブログの場でこうしたお話をさせていただきました。
(※決してその営業方法自体を否定しているわけではありませんので、当センターにご依頼いただく方に”情報”として伝わるよう、ブログという場を選んでお伝えいたしました)
体制や法律が変わらない限り、引き続き登記情報は公開されたままですので、そうした状況・事実を把握されたうえで、突然のDMにも的確にご対応いただければと思います!